投稿日
2024.03.15
カテゴリー
マーケティング
ライター
水野有理
ゼンリン東海が運営するドコタテとは?

ドコタテは、なぜ?生まれたのか。

ドコタテは、住宅会社様が抱えられている課題を解決するために生まれました。

その課題は主に以下の3つです。

  • 検索結果の中で、自社のホームページが埋もれてしまう

インターネットが普及し、現在、各社が必ずホームページを持っている時代となっています。つまり、様々なホームページがあふれかえっているのです。

自社の所在地を入れて「○○市 工務店」と検索してみてください。

何十万件、何百件、何千件も検索結果が表示されます。その中で自社はどのぐらいの位置に表示されているでしょうか。

下へ下へとスクロールして、やっと出てくるのだとしたら、それはユーザーに見つけてもらっているのでしょうか。

多くのユーザーは、上位の数件のみを見て、下に表示されているホームページまでたどり着く前に検索ワードを変えるなどしてしまいます。

様々なホームページが大量に存在している今の時代、検索結果の中で見つけてもらうことが非常に難しくなっているのです。

  • ポータルサイトの中で埋もれてしまう
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検索結果で埋もれてしまうという課題に気づいたとき、多くの企業がとる行動が、検索結果の上位に表示されているポータルサイトへ掲載することです。

「検索の上位に表示されているなら、このサイトに掲載すれば見てもらえるだろう」と、多くの企業がポータルサイトに掲載をするのですが、ここでも、実際にゼンリン東海は、住宅会社様からポータルサイトについてお悩みをいただいていました。

 それは、「掲載社数が多すぎて、自社がしっかり見てもらえている実感がない」というもの。

ポータルサイトで、その地域の住宅会社を調べてみると、100社以上掲載していることが多くあります。

そして、一覧で住宅会社が表示されるページも10ページにわたって表示されていることも…。

また、多くのポータルサイトでは、地域を絞り込んで住宅会社を探しても、その地域に根差した企業ではない、全国展開しているような大手ハウスメーカーも掲載されています。

 そのような中で、地域密着の住宅会社は埋もれてしまい、見てもらえにくい状態になってしまっているのです。

  • ポータルサイトの「一括資料請求」の仕様によって、自社に対して本気度の低いユーザーも集客されてしまう

ポータルサイトについてのもうひとつの課題が、そこからの集客の質が低いということです。

 多くのポータルサイトでは、その集客・送客方法として「ユーザーが何社もまとめて一括資料請求ができる」という仕様が一般的です。

「一括資料請求」の機能は、ユーザーにとっては、手軽で便利な機能です。

しかし、掲載している住宅会社側からすると、困った点があります。

手軽な機能である分、資料請求をする一社一社への本気度が高くない状態でも、簡単に資料請求ができてしまうのです。

すると、住宅会社側が、資料請求をしてくれたユーザーに対して資料を送り、その後コンタクトをとろうとしても、「電話に出てくれない」「メールに返信をくれない」といった結果になり、また実際に面談できたとしても「自社のコンセプトとマッチしない方だった」となってしまいます。

このような現象が起こる要因として、そこまでユーザー自身が、本気度(興味・関心度)が高くない状態でも「一応もらっておこう」、「とりあえずこの会社も資料請求しておこうかな」と手軽に資料請求ができてしまうポータルサイトの仕様があるのです。

ドコタテは、住宅会社様が抱えられているこれらの課題を解決するべく生まれました。

ドコタテの特徴

では、ドコタテは前途の課題

  1. 検索結果の中で、自社のホームページが埋もれてしまう
  2. ポータルサイトの中で埋もれてしまう
  3. ポータルサイトの「一括資料請求」の仕様によって、自社に対して本気度の低いユーザーも集客されてしまう

これらを、どのように解決しているのか、ご紹介します。

特徴は大きく分けると3点あります。

  • 地域限定・社数限定(15~20社)で埋もれることなく、認知してもらえる。

ドコタテは現在26エリアで展開していますが、地域ごとに別々のサイトで運営しています。(2024年3月度)

各地域で、その地元に密着して住宅を建てられている住宅会社様だけをご掲載させていただいており、また、他のポータルサイトで地元の住宅会社が埋もれてしまう要因にもなっている、全国展開しているような大手ハウスメーカーはご掲載対象から除外しています。

また、ドコタテは、各エリアでご掲載社数に上限を設けています。他のポータルサイトにおいて、「掲載社数が100社を超えていて自社が見られている実感がない」といったお悩みをいただいていたため、ドコタテは、15社限定(一部エリアは20社)でのご掲載と決め、ドコタテの中で埋もれない状態を作り出しました。

この2点の特徴により、社数の多さや大手ハウスメーカーが掲載されていることによる「埋もれてしまう」可能性を徹底的に排除しているのです。

  • 自社ホームページへ「質の高い集客」を確実に実現!

次にあげる特徴は、ドコタテからご掲載各社様への集客・送客方法についてです。

多くのポータルサイトでは、そのサイト内において一括資料請求ができるといった仕様が一般的です。

それに対しドコタテは、ドコタテのサイト内に「一括資料請求」や「掲載会社へのお問い合わせ」といったボタンはひとつもありません。

唯一あるのは「この会社のホームページを見る」というボタンだけです。

ドコタテは、ドコタテのサイト内でユーザーに行動をしてもらうのではなく、ご掲載各社様のホームページへ、ユーザー自身で飛んでもらうという、ホームページへ行くための中継地点のような役割を果たしています。

ポータルサイトに掲載されている情報だけを見て、資料請求するユーザーと、ホームページを見た上で資料請求・お問い合わせをしてくれるユーザーとでは、どちらのほうが、お客様の本気度が高いと言えるでしょうか。

多くの経営者様にこの質問をすると、ほとんどが後者と答えます。

自社のホームページこそ、自社の強みや魅力、こだわりを最も伝えられる材料になります。

ドコタテは、なによりもホームページを見に行ってもらいたいのです。

だからこそ、このホームページへの送客という形で各社様へ集客・送客をしています。

 また、ドコタテは「質の高い集客」を実現します。

ここでいう「質の高い集客」とは、「より自社にとってのお客様になり得る人を集める」ことを指します。

ゼンリン東海では、集客力を量ではとらえません。

いくらたくさんのユーザーを集客できたとしても、そのユーザーが自社のお客様になり得ない人たちばかりだったら、意味がありません。

数は少なくとも、自社にとって、お客様になり得る人(例えば、「自社に対する興味・関心度が高い」、「自社のコンセプトに共感している」など)だけを集めてくることで、次の段階(資料請求のその先)へ繋がっていく集客をすることが重要なのです。

ドコタテはその「質の高い集客を実現している」という点が大きな強みです。

では、なぜドコタテから集客したユーザーは、ご掲載各社様にとって「質の高い=自社のお客様になり得る人」と言えるのか?

その理由は、ドコタテ内でのユーザーの動きにみることができます。

ドコタテでは、トップページに「建てたい家のテーマ」として「ナチュラルな雰囲気の家」や「デザインにこだわる家」、「平屋の家」といった、ユーザーが自身の家づくりに対して持っているこだわりをもとに、住宅会社を探すことができるようになっています。

ユーザーは自分のこだわりにもとづいて、テーマを選択します。

そして、各テーマのページにおいて、ご掲載各社様のPR文や写真などの情報をもとに、「このメッセージいいな」や「この写真、わたし好みだ!」といったように、自分が気になった住宅会社のホームページを見に行くという流れで、住宅会社探しをしていきます。

それにより、ユーザー自身が、家づくりへのこだわり、自分の希望や好みに沿って、住宅会社を絞り込み、選ぶという段階を踏むようになっています。

言葉が適しているかわかりませんが、住宅会社側からすると、ユーザーをふるいにかけて、最終的に残った「自社とニーズの合うようなユーザー」だけを集客できる仕組みになっているのです。

この仕組みによって、質の高い(=自社のお客様になり得る)集客を実現しています。

  • 「自社の強み」や「家づくりに対する想い」をエンドユーザーに訴求できる!

3つ目は、2つ目の特徴があるからこそ叶うポイントです。

様々な住宅会社の経営者様に「どこからのお問い合わせが、実際に最終的な受注にまで繋がりやすいですか?」とお聞きすると、一番多い回答は「人からの紹介」でした。

そして、次に多かったのが「自社ホームページからのお問い合わせ」という回答でした。

その理由として、皆様が共通でお話されるのは「ホームページを見た上で来てくれているから、自社の家づくりについて知り、理解した上で来てくれている。

だから最終的な受注にまで繋がりやすい。」ということでした。

住宅会社にとって、ホームページは、自社の強みや魅力、こだわりを伝える材料として重要な役割を果たしており、ホームページを見た上でのお問い合わせはユーザーの本気度としても高い状態と言えます。

しかし、多くのポータルサイトでは、「一括資料請求」など、そのサイト内でユーザーの行動が完結してしまうため、掲載各社のホームページへの導線は整っていません。

ドコタテでは、ユーザーをホームページに送客している点、かつ質の高いユーザーを送客している点から、その強みや家づくりへの想いなどといった、自社の伝えたいことを、しっかり自社への興味関心をもって、ホームページに来てくれたユーザーに見てもらえる・訴求することを可能にしています。

ドコタテはこれら3つの特徴をもって、住宅会社様からいただいたお悩み・課題を解決しているのです。

ドコタテの成果とは

ドコタテが果たす役割・成果は、ズバリ「受注につながるような質の高い(自社にとってのお客様になり得るような)人をご掲載会社様に送客する」ことです。

ドコタテでは、数をたくさん集めてくる集客はできません。

ただし、「その企業様が本当に出会いたい人と出会っていただく」ような集客を確実に実現します。

お問い合わせページへの誘導

ドコタテは、ご掲載各社様のホームページへ集客・送客するサービスであり、“その後”のホームページにおけるユーザーの動きも、最終的な受注に向けて重要にかかわってきます。

ドコタテから質の高い集客ができたとしても、その先のホームページの力が弱ければ、ホームページ上でのお問い合わせに繋げることはできません。

例えば、ホームページを見に来たけれど、「施工事例がひとつも掲載されていない」、「この会社が他社と比べて強みとしているところがどこか分からない」など、ホームページが、自社の強みやこだわりなどをしっかり伝えられない状態であれば、ユーザーはお問い合わせまでせずにホームページを離れてしまいます。

では、最終的にお問い合わせをしてもらうために、今、自社のホームページには何が必要なのか。その点を考えていく必要があるのです。

そのために、お客様の気持ちになって、自社のホームページを見てお問い合わせをするところまで行動してみてください。

自社の社名を検索し、施工事例を見て、会社案内を見て、ブログを見て、お問い合わせをしたくなったらお問い合わせページまで行ってみる。

その過程で、お問い合わせしたいとまでならなかったのなら、その理由は何なのか。お問い合わせをしたいと思ったけれど、どこからお問い合わせすればいいのかわからないとなってしまったら、その導線をどのように改善したらよいのか。

実際に、お客様になったつもりで自社のホームページを見つめてみることで、見えてくることはたくさんあります。

ぜひ、実践してみてください。

ここまで、ゼンリン東海が運営するドコタテについてご紹介しました。

今後も、住宅会社様の課題を解決するべく、ドコタテの運営とさらなる成長に努めてまいります。