工務店のリフォーム・リノベーションシフト
激動の2023年、このような言葉を耳にすることが多くなりました。
「新築1本では、苦しくなる」
「工務店は本気でリノベーション市場と向き合わなければならない」
住宅価格は高騰し着工棟数の減少という記事をよく目にするようになりました。
価格高騰は住宅業界だけのことではないが、高騰してきたことによりユーザーもマイホームについての「選択肢」が以前と比べて変化してきました。
その1つが中古住宅を購入してリノベーションという選択肢。
ただこのリノベーションについて、すでに取り組んでいる工務店様ばかりではないというのが現状ではないでしょうか。
「数年後リノベーションは必要だよね」という工務店経営者様は多くいるように感じますが、すでに取り組んでいる工務店様があることも事実です。
また、リノベーション・リフォームを専業としている会社様もある中で、工務店様がもつ技術をいち早くユーザーに向けて出していく必要があると思います。
https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2023/cc/0622_1
リノベーションに取り組まない企業の2分化
A)新築住宅で明確に勝ち筋がたっている企業
B)新築住宅が下がっていくのをわかっていながら取り組まない理由を探している企業
企業の2分化についてはっきりしていることは、勝ち筋が立っている企業は常に2年先、3年先、又はもっと先の未来を見据えて動いています。
例えば、お客様との接点の取り方やお客様を育成していく方法の確立。
これは既存のお客様と「新規」のお客様に向けて自ら発信していることが
明確な違いだと感じます。
いまは紹介やOBの皆様がいるからという経営者様もいらっしゃいますが、常に発信を続ける企業と待ちの状態の企業様の明確な差はこの部分ではないかと思います。
明確に勝ち筋がたっている企業は待っている状態が少ない、常に何らかの情報を発信しています。先を見据えている企業は待っているではなく、先に準備をしてすでに取り組んでいます。
リノベーションページがないとどうなるのか
リノベーションで情報収集しているお客様とは出会えない。
新築住宅は得意でもリノベーションは対応できないと思われる。
工務店様はリノベーションできるのにHPにリノベーションやリフォームのページがない工務店様があります。
お客様がリノベーションの情報を見に来ているのに情報がなければお客様はほかのHPを見に行ってしまう可能性もございます。
工務店様は家づくりができ、技術はあるはずなのに公開していないケースが多いです。
ですが、お客様の住宅取得の選択肢が変わってきている中で、技術には自信のある工務店様がその技術を公開しないのは非常にもったいない状態だと感じます。
ユーザーは結果ほかの工務店様やリノベ・リフォーム専業店様に依頼してしまうことになります。
まとめ
住宅価格が高騰しユーザーの住宅取得の選択肢は変化しています。
その中でリノベーションという選択肢は増えているといわれています。
これから特別なことをして下さいではなく、工務店様の技術を公開していくことが必要だと思います。
これまでは持ち家に対してのリノベーションという感覚でしたが、いまは中古住宅に対してリノベーションを考えるユーザーも増えています。
性能部分のリノベーションも増えていますので、お客様に安心していただくことも含めページを持ったほうがよいかもしれません。