投稿日
2024.01.24
カテゴリー
ブログ記事
ライター
中村 友理子
集客できないホームページの特徴のひとつは、ブログの書き方に問題あり。

ブログを書くと集客増える3つの理由

「ブログを書くと集客が増えるのか?」
答えは、Yes!
自信を持って、「はい」とお答えできる主な理由は3つあります。

【集客が増える理由①】
ブログを書くとページ数が増えるから

ホームページのページ数が増えると、なぜ集客も増えるのか。
それは、集客の入口が増えるからです。

周知の通り、集客を担っているのは、トップページだけではありません。
GoogleやYahoo!など、検索エンジンで検索した際、検索結果に表示される全てのページが集客の役割を担っています。

ホームページ公開時、制作会社が作ってくれたページで構成された「20ページ」のサイトも、1日1記事毎日ブログを書くことで、1年後には「20ページ+365ページ=385ページ」のサイトに成長します。
そして、この385ページが385個の入口となり、集客に繋がるチャンスを持っていることになります。

【集客が増える理由②】
ブログを書くとキーワードが増えるから

キーワードが増えると、なぜ集客も増えるのか。
それは、検索にヒットする可能性が増えるからです。

工務店様の誰もが集客したいキーワード、例えば「注文住宅」。
これは「ビッグキーワード」と呼ばれ、検索されるボリュームが大きく、競合が多いため、なかなか集客が難しいキーワードになります。

「平屋 木の家」や「〇〇市 2世帯住宅 4000万」など、いくつかの言葉を組み合わせ、より詳細な意味を示すキーワードを「ロングテールキーワード」と呼びます。
特定のニーズに絞られることで、検索されるボリュームは少なくなり、競合も少なく、検索結果の上位に表示されやすい、集客の可能性が高いキーワードになります。

この集客に有益なロングテールキーワードに効果を発揮するのが「ブログ」。
コンセプトページや会社案内ページ等では、なかなか多用できないキーワードも、ブログや施工事例を書くことで、言葉の数と種類を無限に増やすことが叶います。

【集客が増える理由③】
ブログを書くと再訪問者(リピーター)が増えるから

再訪問者が増えると、なぜ集客も増えるのか。
これは、説明不要ですね。

この時集客できているのは「ファン化」されたユーザーになります。
ブログを定期的に更新することによって、活気がある会社だと興味を持たれ、更新する内容に対し、役に立つ情報だと信頼を持たれ、「また見たくなるホームページ」だと記憶に残ります。
会社の核となるコンセプトページや会社案内ページとは異なり、頻繁に情報を更新できるブログは、再訪問を促す力を持っているのです。

では、この3つの理由をもとに、ブログ書いているのに集客に成果を感じられない理由を考えてみましょう。


ブログを書いても集客できない理由①【ページ数編】
ホームページ内でブログを運用していない

ブログには、一般的に「内部ブログ」と「外部ブログ」の2つの形式があります。

図にもあるよう、外部ブログで運用する場合は、どれだけブログを書いても、ホームページにページ数が増えることはありません。
ということは、ホームページ内にページ数が増えたことによる恩恵は一切得られない、ということになります。

外部ブログを利用されている場合、ご利用のサービスによっては、ホームページ内に記事を移行できるケースもあります。一度制作会社に相談されることをおすすめします。

余談になりますが…
無料で始める事ができる外部ブログ。簡単にスタートできる事が利点ですが、運営会社の都合で削除されたり、改変されることもあり、Yahoo!ブログのように「サービス終了」というリスクも考えられます。
書き溜めたブログ記事は、会社の資産です。資産を守る方法を、前もってお考えいただけましたら幸いです。


ブログを書いても集客できない理由②【キーワード編】
集客すべきキーワードが押さえられていない

例えば、静岡県東部が施工エリアとなる工務店様のホームページに「北海道で家を建てたい人」をどれだけ集客しても意味がありません。

検索キーワード=ユーザーのニーズになります。

「〇〇市」「平屋」「無垢材」など、一つのブログ記事に対しキーワードを絞ることで、どんな情報を求めているユーザーを集客したいかを明確にすることが大切です。

キーワードに関してお悩みの場合は、キーワードリサーチができるサイトを参考にしてみるのも方法のひとつです。
様々なサイトがありますが、以下は無料で色々なことが調べられます。

ラッコキーワード

https://related-keywords.com/

ブログを書いても集客できない理由③【情報の質編】
お客様にとって有益ではない情報ばかり書いている

自分達が伝えたいことばかりを書いていませんか?

まずは、「工務店・住宅会社が伝えたいこと」と「ユーザーが知りたいこと」には、相違がある。ということを、理解していただきたいと思います。

お客様となりえるユーザーが知りたい情報は何のか、顧客視点で考える事が大切です。
ユーザーが知りたい情報で接点を作り続け、信頼と関係構築を図り、興味関心を持っていただき、初めて自分達が届けたい情報を相手に求めてもらえます。

何事も、まずは相手を知って受け入れることが成功の秘訣。恋愛と同じです。

「おぉ!」を作り、「へぇ~」を重ね、「わぁ~」を築く。
このオノマトペを、どれだけのユーザーとつくることができるかが重要です。

そのために大切なポイントが一つ。
一般的なテーマばかりでブログを書かないこと。

住宅購入検討者が悩みそうなテーマや、住宅情報雑誌や書籍に書かれた情報は書きやすく、選ばれやすい記事になります。
が、競合も多く、その情報は過多となり、「どれも一緒」だと埋もれてしまいます。

再訪問=ファン化し、集客につなげるためには、自社にしかない「ここでしか知ることができない情報」を発信することも大切です。

「施工事例」は代表的なひとつ。住宅ができるまでを綴った「施工現場日記」も有益です。
「よくある質問」も固定で制作するのではなく、ブログのタイトルに「質問」、ブログの内容に「回答」を書くことで、日々お客様からいただくリアルな質問を掲載することができ、鮮度の高いQ&Aになります。

またゼンリン東海でおすすめしているのは「パーツギャラリー」。
キッチンや玄関、リビングや吹き抜け等、住宅の一部分を切り取り、そのパーツだけを集めた記事を書く事です。よくInstagramでも見られる投稿ですよね。

「また見たい」と記憶に残る記事を考えてみていただければと思います。


まとめ

ブログを書くと集客は増えます。

「お客様の想いを、私たちの想いと技術で叶えてあげたい。」
お客様を想像し、一生懸命考えて綴るブログ記事なのですから
想いが届かないはずはない!

そんな気持ちでお客様へのラブレターを書き続けていただけたら幸いです。