投稿日
2024.01.11
カテゴリー
マーケティング
ライター
山梨現
工務店のInstagramアカウント事例集|成功へのヒントと戦略を解説
住宅取得検討者の約8割がInstagramで情報収集をしているといわれるほど、工務店にとって需要なツールの一つになったInstagram。
当記事では、Instagramの活用が上手な企業様の事例をご紹介します。

工務店Instagramの事例紹介

私自身も実際に新築注文住宅を建てたことのある、いちユーザーとして、全国にある数々の工務店のInstagramアカウントの中から、素敵だと感じた事例を、なぜ素敵だと感じたのか、その理由もあわせてご紹介いたします。

-事例紹介➀ ベガハウス(鹿児島県)

建物そのものの美しさもありますが、写真から感じて獲れる情緒がとても素敵だと感じました。
特に、美しい写真のうえにそっと一筆書かれたキャッチコピーが暮らしを勝手に想像させてくれます。

例えば、ある日の投稿には、たった一枚の「寝室」の写真に対して、「朝暘と共に」とキャッチコピーが添えられていました。

この一文にとても惹かれました。

日ごろから私が感じている疑問のひとつに、「工務店さんは、なぜ写真だけを載せるのだろう?」があります。

例えば、貴社ホームページ内にたくさん掲載している「施工事例」。

これも、ほとんどの企業様は、事例の「写真だけ」を掲載していますが、私のような建築の素人というのは、写真だけを見て、設計者さんの意図をくみ取ることはできません。

事例の写真を見て「かっこいい」とか「おしゃれ」とは思うかもしれませんが、「なぜ?こうなっているのか」まで理解することはできないのです。

だからこそ、そっと添えられた一文に惹かれるのです。

「朝暘と共に」と添えられた寝室のお写真は、障子のある寝室でした。

そこから入り込む朝日はなんとも優しい光でした。

カーテン越しに差し込む光とは、「やさしさ」が違って見えたのです。

しかし、「朝暘と共に」という一文がなければ、きっと私も、「障子のある寝室ね」で終わっていたと思います。

写真を見たユーザーの想像力に任せるのではなく、美しいキャッチコピーを添えることで、設計者の意図をわかりやすくユーザーに伝えられているのが素晴らしいと感じました。

事例紹介② コラボハウス(愛媛県)

私が実際に住まいを新築をするときに参考にしたInstagramアカウントがこちらです。

外観写真にも、内観写真にも、手書きの説明が書かれております。

どんな素材を使用して、高さがどれくらいあって、どのメーカーの設備なのか。。。

そんな情報が写真の中に詰まっております。

工務店さんであれば、写真を見ただけで当たり前に理解のできることでも、私のような建築の素人にとってはやはり説明がないと理解できないことが多いのです。

一つ目の事例に挙げたベガハウスさんと同じく、写真を見たユーザーの想像力に任せるのではなく、しっかりと説明をしてくれることが非常にわかりやすくて、とても参考になりました。

事例紹介③ エイトデザイン(愛知県)

とにかくリールが面白いです。

どこの工務店さんもやられているルームツアーとは、見せ方が異なり、とても興味深く、いくつもいくつも動画を見てしまいます。

ポイントは、スタッフさんがしゃべりで説明するのではなく、スピード感のある動画上にちょっとしたコメントを添えてあるだけなのがとてもわかりやすいと感じています。

YouTubeのルームツアーなどもよく見ますが、長い動画はよほどのクオリティでなければ最後まで見る気もしないのですが、エイトデザインさんのリールは短い時間でスピード感があり、数十秒で完結しているので、結果として様々な事例動画を視聴することとなり、エイトデザインさんの強みをいろんな角度から感じられるようになります。

1つの動画を見て飽きられてしまえば、1つの事例しか見てもらえませんが、50個の動画見ていただけるようになれば、50の魅力を知っていただけるようになるのではないかと思います。

まとめ

様々な工務店のInstagramアカウントを見て「いいな」と思うアカウントに共通して言えることは、「見る側」の視点で投稿されていると感じました。

ユーザーが見たときに、どんな風に感じ、どんな行動をしてくれるのか。

それを想像して投稿内容をブラッシュアップしていくことが大切なのではないでしょうか。

決して簡単なことではありませんが、まずは自社の投稿が「見る側」の視点であるかどうかをチェックしみてはいかがでしょうか。