アプローチできるターゲット
各媒体のご紹介をする前に、まずはインターネット広告でアプローチできるターゲット層についてご紹介します。インターネット広告でアプローチできる層は下の図のように大きく2つあります。

顕在層
ユーザー数は少ないが購入意欲が高い「顕在層」。悩みを解決したかったり、商品やサービスを購入したいという意思が強い方がいる層です。具体的な人物像は「家を建てたい」「どんな家を建てたいか、ある程度イメージがついている」「家を建てるにあたって、工務店を探している」こんな方々のことを差します。顕在層へのアプローチは「リスティング広告」をおすすめします。
潜在層
意欲や関心度はまだ低いが、ユーザー数が多い「潜在層」。ニーズはなんとなくあるけれど、まだ行動に移すほどではない方がいる層になります。これからお客様になる可能性が大いにある層ともいえます。具体的な人物像は「将来家を建てたいと思っている」「どんな家を建てたいかイメージがまったくできていない」「どんな家を建てるべきなのか情報収集中」こういった方々を差します。
潜在層へのアプローチは「ディスプレイ広告」「SNS広告」「動画広告」をおすすめします。
この2つの層、まずはどちらに向けてアピールをしたいのかをしっかりと見極めて媒体を決めていきましょう。 ここからは、各広告の特徴をご紹介します。
リスティング広告


GoogleやYahooの検索エンジンの検索結果に配信される広告です。検索キーワードに対して広告が表示されます。お家を建てたい・どこで建てようか検討している、このような顕在層にアプローチできる広告です。
リスティング広告のメリット
購入意欲が高い人にアプローチできる
例えば、「○○市 工務店 自然素材の家」と検索されたユーザーがいたとします。このユーザーは、○○市で自然素材を使用した家を建てたいと考えていて、このニーズをかなえてくれる工務店を探しているという状況だと想像できます。リスティング広告は、このような、わざわざ検索をして自ら情報を探している購入意欲が高い人へのアプローチが可能です。
広告のオン・オフが容易にできる
チラシやCMなどの広告だと、一度広告を出してしまうとやっぱりやめたいと思ったときにすぐやめることが難しいと思います。また、新しい広告を出したいという時も準備等が大変ですぐに配信ということができない場合がありますよね。リスティング広告なら、広告のオン・オフボタンをクリックするだけで配信の開始・停止ができるんです。この広告の効果は見えにくいから、つぎはこんな広告を出してみようというトライ&エラーがしやすいところが魅力です。
リスティング広告のデメリット
検索しているユーザーにしかアプローチできない
検索をしている購入意向が高いユーザーにアプローチできるというメリットがある反面、検索をしてもらえない限りは、アプローチできないというデメリットがあります。広告を通して認知度を高めたい場合には次の項目でご紹介するディスプレイ広告を選んだほうが良いですね。
キーワードによっては入札額が高額になるものもある
人気があるキーワードは競争率が高く、多くの企業が上位に出したいと思い、入札額を上げていきます。上位に表示されるためには1クリック1500円~2000円なんてこともあるのです。これではたくさんクリックしてもらうにはいくら払えばいいの、、?と悩んでしまいますよね。リスティング広告を始めるときは、ある程度の予算が必要になります。
ディスプレイ広告


先ほどのリスティング広告とはちがい、サイト上で画像の広告が表示されます。皆さんもニュースサイトや何かのサイトを見ているとき、上の画像のような広告が出てくる経験があると思います。それがディスプレイ広告なのです。
家を建てる可能性があるけど、まだ検討段階には入っていない潜在層にアプローチができる広告です。
ディスプレイ広告のメリット
認知を高めることができる
皆さんも目にしたことがあるであろう、ディスプレイ広告。その中でも、この広告前も見たなぁ、なんて思った事はありませんか??こうして何回も広告が表示されることで、この商品・サービスならこの会社というイメージが定着します。リスティング広告とは違い、検索をしなくても自然と目に入ってくる広告なので、テレビCMと似たような認知度の高め方ができます。
リマーケティング(追跡)が可能
ディスプレイ広告では、1度サイトを訪れた人に対して広告を出すこともできます。1度サイトへ来てくれた方に、また自社を思い出してもらえるような広告を出せば、お家づくりが本格的になった時に、そういえばこんな会社があったなと思って再度サイトを訪れ、最終的なお問い合わせに繋がる可能性もあります。このように、ディスプレイ広告ではターゲットを決めて広告配信できるところが大きなメリットになります。
ディスプレイ広告のデメリット
リスティング広告より成果に繋がりにくい
冒頭でお伝えしたとおり、ディスプレイ広告でアプローチできる潜在層は、意欲や関心度はまだ低い人が多い層です。それに比べ、リスティング広告でアプローチできる顕在層は購入意欲が高い人が多い層になるので、成果の繋がりやすさで比べると、圧倒的にリスティング広告のほうが良いのです。成果よりもまずは、自社のことを知ってほしいという工務店様にディスプレイ広告はおすすめです。
改善箇所が分かりにくい
ディスプレイ広告は広告画像、広告文、広告が表示されている場所(サイト)、ターゲット層(興味感心、ユーザー情報、端末情報)等の様々な設定の掛け合わせがあり、どこが改善すべき箇所なのか見えにくいので、もし悪い結果になってしまってもどこから修正すべきか悩んでしまいます。なので、いろいろなパターンで試してみることが重要な広告になります。
SNS広告


InstagramやFacebookなど、日常的に利用されているSNS。皆さんも活用されているかと思います。 SNS広告は、このようなSNSのタイムライン上に、記事のように広告が配信できたり、ストーリーズという24時間限定で表示されるタイムラインの中でも広告配信できます。ディスプレイ広告と同じく潜在層に向けてアプローチすることが可能です。
SNS広告のメリット
精度の高いターゲット設定ができる
先ほどのディスプレイ広告でもお伝えしたターゲット設定。同じくSNS広告でもターゲット設定が可能なのですが、SNS広告ではユーザー情報の正確さがディスプレイ広告よりも上回るため、精度の高いターゲット設定が可能なのです。なぜ正確さが高いのかというと、皆さんもSNSを最初にアカウント登録の際に自分のプロフィールを登録しますよね。例えば住んでいる大まかな場所・性別・生年月日等々、、。この情報は実際に本人が入力しているものなので信憑性が高いです。一方ディスプレイ広告で設定するターゲットのユーザー情報はあくまで検索行動から読み取ったGoogle側の推測になります。よってSNS広告のターゲット設定は精度が高いと言えるのです。
豊富な広告フォーマット

上の図のように、SNS広告には様々なフォーマットがあり、いろいろなアプローチをすることができます。広告の内容によっては、こっちのほうがいいかもあっちのほうがいいかもと、トライ&エラーすることができるので、面白みがあります。
SNS広告のデメリット
成果の持続が短い
広告の表示が画面いっぱいに表示される分、印象に残りやすいため、同じ広告が出ていると飽きられてしまう可能性があります。一回出した広告を放置せず、どんどん中身を変化させていく必要があるのです。
SNSを利用しているユーザーのみにしか配信できない
SNSを利用していないというユーザーももちろんいるので、その方たちにはどう頑張ってもSNS広告を見てもらうことはできません。だからこそ、広告を配信する際に、どのSNSを選ぶのかか重要になってきます。 各SNSは利用しているユーザーの年齢層や特徴が少しずつ異なります。

出典:https://www.comnico.jp/we-love-social
このような特徴を理解し、各工務店様のターゲットにあったユーザーがよく利用しているであろうSNSを見極めて広告配信することが重要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ネット広告を始めたくてもどれを選べば良いのか迷われていた工務店様も、この3つの中から、目的に合ったものを選んで広告配信を始めていただけたら幸いです。それぞれの広告については詳しく説明する記事もございます。そちらも併せて読んでいただけるとより分かりやすいので、ぜひ目を通していただければと思います。
また、今回紹介した3つの広告はすべて弊社で運用代行することが可能です。始めてみたいけれど、専門的にできる人が社内におらず不安でなかなか一歩を踏み出せないという工務店様。ぜひ一度弊社へご相談ください。