こんな営業を受けたことありませんか?
弊社の工務店のお客様に以下のような営業が来るようです。
御社のホームページを「○○市工務店」で検索したところ、検索結果の3ページの4番目に表示されました。ホームページを拝見しまして、とてもキレイに作られているという印象を受けましたが、3ページの4番目に表示されている現状ではあまり多くの人に見てもらえないのではないかと思います。ですので我々の方で「○○市工務店」というキーワードで1ページ目に表示させますよ。
といったトークで、検索結果の順位を上位に表示させるという営業です。
さらにこう続けます。
この施策は○○市内で1社しかやらないんです。御社のホームページがキレイに作られておりますので声をかけさせてもらいました。もし御社が必要ないとお考えの場合は他の会社に営業に行きます。ちなみに検索結果の1ページ目に表示されなかったら費用いただきません。1ページ目に表示された場合に費用をいただく成果報酬型なので費用対効果がよろしいかと思います。
心当たりがある方もいるのではないでしょうか。
一見魅力的に見えそうなサービスですが、実際に利用した企業様の結果が以下です。
1年間運用して、月額5万円で年間60万円
「○○市工務店」が押された回数8クリック
えっ!?8クリック!?って思いますよね、僕もそう思います。 1クリックにかかる費用いくらだって思いますよね、ちょっと計算してみてくださいびっくりしますよ。
そのサービスが割高になる理由
計算できましたかみなさん。600,000を8で割って75,000になりました。
75,000円でございます。1クリックを生むのに75,000円かかってます。でも、うやむやに高い高いって言うのもよくないですよね。なぜ高いのか理由があるんです。
理由を説明する前提としてホームページの目的からおさらいします。
ホームページの目的ってお問い合わせをもらうことなんですよね。そのお問い合わせまでの順序をスタートから説明すると、
大まかに言うとこの流れになります。
本当はホームページに訪れる前や、ホームページ内での動きに関しても細かい段階がありますが、ここでは触れないので割愛します。
上部で説明した流れの中で「1クリック75,000円」という費用は、どこを生むのに使ったかというと「ホームページに訪れる」になるんですよね。
しかもその訪れた人がホームページの目的である問い合わせをするという保証もないんですよね。「お問い合わせをもらう」という目的を叶えることに対して、可能性の低いサービスといえるからこそ、高いという結論になります。
じゃあどうやってホームページに来てもらうの?
とある差別化の成功例
サイトに来てもらう方法はDMのQRコードや、SNSからなど色々あると思いますが、ここでは検索結果からホームページに来てもらう方法についてお話しします。以下の画像をご覧ください。
これはとある工務店様のホームページの検索された言葉の種類と数を模したグラフです。弊社の実績をもとにリアルに近い表を作成しました。
検索されるキーワードの種類において、検索数が多いキーワードが約5%で、検索数が少ないキーワードが約95%となっています。ホームページに訪れる人の多くが「○○市工務店」というキーワードで検索している。と、つい錯覚や思い込みをしがちですが、データで見るといろんな検索キーワードで訪れていることがわかります。
つまり、ほんの一部の「○○市工務店」といった検索キーワードにこだわって費用を使うのは得策ではないという結論に至るわけです。
ではなぜ、こんなにバラつきが生じるのでしょうか。
それはホームページを訪れる人にはいろいろな状態の人がいるからです。
- 新築住宅を建てるか中古住宅を買うか迷ってる人
- 一戸建てかマンションにするか検討してる人
- 一戸建て住宅の構造などの情報を収集している人
- かわいいテイストの家を建てたい人
- かっこいいテイストの家を建てたい人
- 新築住宅の外観や内観のイメージを固めている人
- どの工務店さんにお願いしようか迷っている人
- 住宅控除制度について調べている人
上記以外にもたくさんの状態の人がいますので、ホームページに来てもらう間口を広げておく施策を行うべきでしょう。
いろんなキーワードでホームページに来てもらうには
一部の検索キーワードにだけ注力することはやめたほうがいい。という事はおわかりいただけたと思います。ではいろんなキーワードでホームページに来てもらうにはどうしたらいいでしょうか。
検索結果にホームページが表示されるのは、検索キーワードとホームページの内容がマッチした時です。なのでホームページにいろんなキーワードを盛り込めばいいわけです。キーワードを盛り込む方法として以下があります。
- 施工事例を掲載していく
- 見学会などのイベント情報を掲載していく
- 業界情報や住宅控除情報などをブログで書いていく
そうするとおのずとホームページに盛り込まれるキーワードは多くなっていきますが、注意すべき点もあります。
それは作為的であってはならないということです。
Googleが検索結果の順番を決めるポリシーとして「検索するユーザーに、より良質なコンテンツを提供しているホームページ」という内容があります。なので、順位をあげるためにキーワードを盛り込むという目的では、順位を落とします。Googleの検索結果を作り上げているプログラムが非常に優秀で、作為的かどうかはすぐわかるようです。なのであくまで検索するユーザーのためにホームページにキーワードを盛り込むことが正しいやり方になります。
ブログ書いてるけど…
上記で説明した、施工事例やイベント情報・業界情報などを定期的に追加していない工務店さんは、すぐにホームページ制作会社さんに相談されることをお勧めします。
さらに「情報発信してるんだけど反応がイマイチだ…」と感じる方は、発信の仕方がうまくいないことが予想されます。重複になりますが、検索結果にホームページが表示されるのは検索キーワードとホームページの内容がマッチした時なので、このあたりを意識し狙いを持って情報発信する必要があります。そのお悩みに関して、今のホームページ制作会社様で解決できそうにない場合、ぜひ弊社にご相談ください。