1954年創業者石原義雄は北九州から片道切符とその日の宿賃だけで沼津駅に降り立った。人々の役に立つ地図づくりへ無からの挑戦が始まった。
それから30年、モーターリゼーションの発展とともに確実に効率的に安心してお客様を訪問できるツールとして住宅地図は社会になくてはならない存在となった。
しかし、2005年後継者となった石原拓也にGooglemapという予想外の黒船が襲ってきた。その進化したインターネット地図に愕然とした…インターネット時代が確実に到来し、このままではわが社が存在する意義がなくなり、そして社員さんを路頭に迷わせてしまう。インターネットの怖さと力をまざまざと認識させられた。
ならば、これからはそのインターネットの力を地域のお客様が安心し、効果的に、的確に活用できるサービスとして提供し役に立とう!と思い立った。未知のインターネット事業へ必死の第二創業の挑戦が始まった。正しく創業者と同じ無からの挑戦であった。
それは「ゼンリン東海さんと出会って良かった!」「悩みを解決してくれた!」「ゼンリン東海さんがないと困る」と言ってもらえる存在感ある企業を目指すため、そして社員さんを物心両面で幸せにしたいという切なる思いであった。